前立腺がんの頻度
2018年の日本国内統計(がん情報サービス「がん登録・統計」)によると、前立腺がんの頻度は、男性のがんのなかで1番高いことがわかっています。前立腺がんは高齢者に多いがんで、ゆっくりと進行することも多いため、前立腺がんが直接の死亡原因とならずに天寿をまっとうする方もいます。
年齢別にみると、前立腺がんの患者数は50歳過ぎから増えはじめ、60代半ばから大きく増加します(図4)。日本国内の前立腺がんの患者数は年々増加していますが、これは人口の高齢化、食生活の欧米化、前立腺がん検診の普及などが影響していると考えられます。
図4 年齢別の前立腺がん罹患率
